こんにちは、水野です。
突然ですが「貿易ゲーム」ってご存知ですか?
「貿易ゲーム」は、1982年にイギリスのNGO、クリスチャン・エイドが世界経済を学ぶために制作した、自由貿易を疑似体験するゲームです。
与えられた資源を利用し、他チームと交渉しながら自分のチームの利益最大化を目指す事が目的なんですが、めちゃくちゃシンプルなゲームなのに、すごく奥が深いんですよ。
というのも、まずゲームスタートと同時に、このゲームのルールを理解するのに、ほとんどのかたがフリーズします(笑)
「え?これ・・どうすればいいの?」
「そうか、もしかしたら、あーしてこーして・・」
そんな感じで、チームで試行錯誤しながらいくと「貿易ゲーム」の意味がわかってきます。
ゲームの目的はただひとつ。与えられた資源を利用し、他チームと交渉しながら自分のチームの利益最大化を目指すこと。
すごく難しそうにもみえますが、でも実はこのゲーム、小学生でも楽しむことができるので、学校教育にも使われるほどです。
いや・・むしろ子どもたちの方が賢いかも(笑)
今回は、10歳の小学生から、中学生、大学生、59歳の方までが一緒になって参加して頂きましたが、最後に勝ったのも10代の2人がいたチーム。
お金についても学べるし、大人と一緒にやることで、同時にコミュニケーションを学ぶことができます。
残念ながら最下位だったのは、大人の男性4人+現役大学生1人がそろったチーム。
知識や経験、人数がそろっているからといって、必ず有利になるとは限らないのが、このゲームの面白いところ。
もう一度このゲームの目的をいいますね。
「与えられた資源を利用し、他チームと交渉しながら自分のチームの利益最大化を目指す」
つまり、今ある状況の中から、チーム内の個性や能力(判断力・観察力・交渉力・創造力など)をどう生かすかが、このゲームのポイントとなります。
あまりゲームの多くを語ってしまうと、面白く無くなってしまうので、この辺りまでにしておきますが、とにかくゲーム中は、みなさんの個性もでまくっていました(笑)
・とにかくすぐに行動をする人。
・じっくりと考えてから動き出す人。
・みんなの意見を待つ人。
・その場を仕切る人。
・アイデアを出す人。
これらは、環境によってえられた経験値にもよりますが、ゲーム中は生まれ持った個性(考え方や行動パターン)がでやすいので、スタッフ参加だった自分の方が、皆さんの動きを見ていて楽しかったです。