部下の話をすぐに理解したつもりなのにトラブルになってしまう上司の方へ
こんにちは、コミュニケーションサポーターの水野です。
先日、とある学校の先生にお会いする機会がありました。
…で、名刺交換をさせて頂き、何をされてる方なんですか?という質問に「生年月日で個性を…」と答えはじめたら
「あー!私そういうのいっさい信じない人だから!」
と、瞬殺で目の前にベルリンの壁を作ってきました。
過去に何かあったんでしょうかねー。
続けて「私はそんなの知らなくても、生徒を見れば、何が伝えたいか分かるの」
強烈な出来事でも、あったんでしょうかねー。
さらには「私星占いとかもホント嫌いで!血液型で判断されるのも嫌い!
しまった…これはこの方に対しての伝え方を間違えたな(笑)
でも、こんな時僕はこう思いました。
- 自分の意見を押しつける。
- 自分の経験論でしか話さない。
- そもそも人の話を最後まで聞かない。
はい。この方に対してこんなイメージしか、残らなくなってしまいます。
ちなみに誤解を招くといけないので、付け加えますが
こういう先生が良いとか悪いとかいう話ではないんです。
自分の考えに芯があって良いなと感じたり、ブレない気持ちの強さがあるのは、その方の良さだと思います。(ここはきっと本質的な素晴らしさ)
でも、ちゃんと人の話を聞いてもいないうちに、良い悪いの判断をしてしまったら
相手の本当の気持ちや考え方って、伝わらないと思うんです。
特に、初対面の相手だったり、まだ表面的な付き合いの相手の場合。
本質の部分って、すぐに相手に伝える事って、難しいんですよね。
そこには、環境や経験もあれば、個性だってあるわけで、
目で見たもの聞いたものだけでは、本当に相手が伝えたい事は分かりません。
だからこそ、コミュニケーションって必要で、お互いの本質を理解するまで、本来なら時間をかける必要があるんです。
ISD個性心理学は、その自分と相手の気持ちを、よりは早く理解して近づける事ができる学問なんです。
「私はそんなの知らなくても、生徒を見れば、何を伝えたいか分かるの」
相手の気持ちを、察するのも大切です。
経験から、素早く本質を理解してあげる事も、素晴らしい事です。
でも「本質を話すまでの経緯を話したい人」もいるという事を理解しておかないと
自分はコミュニケーションを取れていたと思っても、相手にとってはストレスを感じたりするという事を、知っておいて欲しいですね。
特に学校の先生や教育者の方は、まだ相手が人生経験の少ない、若い学生さんばかりです。
環境や経験だけでは、若い世代の方とうまくコミュニケーションを取れる時代ではなくなってきました。