「ラグビー憲章」に記されている5つの理念
おはようございます。ラグビーW杯、日本代表の活躍ぶりに、まだ興奮冷めやまぬ方も多いのではないでしょうか。
でもつい数年前までは、五郎丸のポーズが話題になるぐらいで、ラグビーファンが増えるほどの人気はでませんでした。
しかし今回、日本でW杯が開催されたことも後押しし
キャプテンのリーチマイケル選手を中心に、日本チームが色々なものを犠牲にして努力を重ねて、OneTeamとなって戦っている姿をみて、心を動かされた人が多いようにも思えます。
この日本のチームワーク力は、ISD個性心理学の観点から分析してみると、面白いことが分かったのですが、
今回は個性ではなく、なぜこれほど人の心が動かされているのか?について書いてみました。
「ラグビー憲章」に記されている5つの理念
ラグビーには、「ラグビー憲章」と記されている5つの理念があるのをご存知でしたか?
そこには「情熱」「品位」「規律」「結束」「尊重」の5つについて書かれています。
結束の説明についてこう書かれている文章は、ラグビーだけに限らず、人が生きていくうえで、とても重要な考え方です。
W杯は、歴史も文化も異なる、20の国が参加しており、チームの中でさえも価値観や個性が違います。
しかし、このラグビー憲章に示された理念を共有する事で、ゲームが終わればノーサイドとなり、敵も味方もたたえあうことができます。
もちろん、選手だけでなく、観戦するサポーターも同じです。
こういった考えは、スポーツに限らず、社会や教育といったところでも、当たり前のように大切なことですよね。
キャプテンのリーチマイケルは、日本に恩返しをしたいという思いだけではなく、ラグビーを、もっと多くの人に知ってもらいたいと話していました。
それは、ただラグビーを楽しんでもらいたいだけでなく、5つの理念についての大切さを伝えたいからだとも感じます。
会社でも、この理念を伝えるというのは、本当に重要です。ちょっと考えてみたぐらいの薄〜い理念では、人は付いてきません。
社長であれば、部下に「理念」を伝えること。社員であれば、お客様に対して「理念」を伝えることです。
そういった熱い想いが伝わった時、辛い練習にも耐え抜くことができ、試合にもその選手たちの想いが、見ているファンにも伝わっているのでしょう。
今回の台風により、一時中止になるのでは・・という声もあった中、約2000人のスタッフが一丸となって協力し合ったことで、無事開催することもできました。
「日本8強の裏で2000人が日産スタジアム復旧尽力」
また、中止となってしまったカナダチームが、ボランティア活動をしてくださったり、お互いを尊重し、助け合う姿を見て、より熱く胸を打たれた方も多いと思います。
今、日本各地で大変な状況になっていますが、こういった姿を見せて、少しでも勇気をあたえ、一刻も早い復旧を心より願いたいと思います。
次の南アフリカ戦でも、日本が勝ってベスト4に進み、日本が元気になるよう、全力で応援したいと思います!